ユウカツ

誰のためのスペース?──ターゲットを見誤った“もったいない運営”の実例と落とし穴🕳️💥

レンタルスペース

おはようございます!
寒い冬が苦手なりょうです⛄

みなさんも厚着した日に限って、気温が上がって暑くて汗をかきまくる、みたいな経験ありますよね?

Yahoo!天気の予想気温全然当たらないですけど🥹

【レンスペのターゲットについて】

レンタルスペースを利用する顧客、つまりターゲットに刺さる空間や設備、サービスを提供することは利益をあげるための基本中の基本。

「そんなことはわかってるよ!」という声が聞こえてきそうですが、日々さまざまなスペースを見ていて、これは一体誰に使ってもらいたいの?と違和感と感じることが少なくありません。

僕もまだ運営歴が浅い時は、「映える部屋」を作ればイケるだろうと安易考えて、とにかく映えばかりにこだわってた時期があります。

一見映えるような空間だったとしても、そのエリアにいる真のユーザーがそれを求めているとは限りませんし、むしろ間違っていることも多々ありました。

よくある例として、パーティ層が少ないエリアに可愛いインテリアのパーティスペースを作っているケース。

利用者はゼロではありませんが、絶対数は少なく予約は思うように入りません。

とあるエリアに今スペースが増えていっているのですが、そのエリアは繁華街にも近いもののどちらかというとオフィス街。

以前から貸し会議室はたくさんありますが、パーティスペースはあまりありませんでした。

そこに最近パーティスペースが乱立していってます。

パーティスペースはパーティだけで利用されるわけではないので、予約が入らないということはないのですが、予約状況を追っているとパーティに適した近くの駅より明らかに予約の入り方が弱いです。

仮に家賃が安くて赤字にならなかったとしても、生み出せる利益は微々たるものでしょう。

ただ初心者の方や知識があまりない方などの多くは「このエリアにパーティスペースがいくつかあるからきっと需要があるんだな」と思って、盲目的にそのエリア作ってしまうんだと思います。

また、すでにレンスペが入っているマンション狙って一気に他が入ってきたりもしています。

基本的にはオフィス街で狙うべきはビジネスマンであって、若い男女のパーティやデートではないんですよね。

どうせ出すならターゲットをきちんと見定めて、パーティに適したエリアを選定したほうが、長い目で見て得策だと個人的には思います。

さらには大部屋(大箱)レンタルスペースについても同様のことを感じることがあります。

「大部屋って儲かるらしい!」

と聞いて、広い物件にとりあえず家具をぎっしり詰め込んだようなスペースも増えてきました。

例えば大部屋で「推し活」を全面的に打ち出したスペースがあるとします。

小部屋なんかは推し活需要が大きく、推し活を全面的に売りにするのは最適解。

でも、大部屋で20~30人集まって推し活する?

わざわざ広い部屋に高いお金を出して少人数で使う?

僕たちの大部屋でも大人数で推しの誕生日会をしていたゲストもいますが、ほんとごくごく一部で、頻度としてはかなり少ない頻度です。

新大久保などの聖地ではそういった利用も一定数あるかもしれませんが、そうでなければわざわざそこを狙う必要はなかったりもします。

(むしろ本来使ってもらいたい層からすると弊害にもなりうる)

今回で6つ目となる大部屋レンタルスペースを作ったのですが、そのエリアに存在するはずのとある明確なターゲットへ向けた工夫をかなり詰め込んでいます。

その狙い通り、昨日オープン2日目にして「使ってもらいたいお客さん」からの予約が早速2件入り、狙うべきターゲットに向けたスペースづくりの重要性を改めて確信しました。

大部屋はだだ箱があれば良いわけでなく、利益最大化するにはターゲットに向けた施策や工夫が必須だと思います。

そんなノウハウを詰め込んだスペースが、12月2日(土)大忘年会の二次会会場となっています!

ぜひ実際に見に来てください😊

では本日もよろしく元気よくよろしくお願いします!!

小山 諒輔

筆者

小山 諒輔

大阪府出身。建築学部を卒業後、ハウスメーカーで10年間営業職を経験し、独立。2019年にみかりんとともにレンタルスペース事業を開始し、自社スペースのインテリアコーディネートをはじめ、レンタルスペースや民泊事業者向けのインテリアコンサルティングを展開。これまで全国で180件を超える物件のデザインを担当。また、カメラマンとしても活動し、60件以上の民泊の撮影実績を持つ。

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