ユウカツ

“たかが掃除”ではない。清潔度がゲスト満足と利益に直結する

レンタルスペース

おはようございます!りょうです。

1年前の自分は何してたんだろう?とふとスマホの写真を見たら、今は走り回っている子どもがちょうど歩き始めた頃で、懐かしくて色んな写真と動画見てたら30分も経っていました^^;

子供の成長って早いですね。今という時間をしっかり噛み締めようと思いました笑

さて、本日は「レンタルスペースの清掃」について、お話ししたいと思います。

レンスペ初心者の方とお話する中で、ほぼ100%出てくる話題ですね。

レンタルスペースを運営する上で、スペースの清掃は必ずやらなければならない仕事のひとつです。

貸し会議室なんかは月数回程度しか清掃していませんが、それでも問題なく回っています。そもそも会議するだけなのでそんなに汚くなることがないんですよね。

一方、パーティスペースとなるとそうはいかず、飲食が伴いますし、たこパや鍋パなどで調理した際の生ゴミも発生します。

ほとんどの運営者は、利用後にゲストが自ら掃除をする「セルフクリーニング制度」を採用していると思いますが、やはり全てのゲストがきちんと原状回復までしてくれるとは限りません。

(そもそもセルフクリーニングが必要とわかっていないゲストもいます)

僕のパーティスペースでは小さい部屋はゲスト3~4回転ごとに1回、中部屋は2~3回に1回、大部屋は毎回清掃としています。

当然利用人数が増えるほど、部屋が荒れやすく原状回復も甘い傾向があります。

さらに小さい部屋であっても一組目のゲストが原状回復せずに帰ってしまうこともあり、続けて入ったゲストからクレームが来ることもあります。

クレームにまで至らずとも、すでに散らかっていたら「自分たちが入ったときから汚かったし、掃除しなくていいや」となる気持ちも理解できます。

なので利用回数が増えれば増えるほど、部屋は汚くなっていきます。 僕は5店舗くらいまでは、みかりんと手分けして清掃をしていました。ただそれ以上になってくると、かなり大変になってきてので清掃スタッフを探して外注し始めました。

清掃スタッフはジモティやご近所ワークで探す方が多いのではないでしょうか。

ここで1点注意点があります。

僕たちもそうだったのですが、清掃を外注する場合、少しでも清掃費用を抑えるため、清掃頻度を落としたことがあります。

清掃頻度を落とすと外注費は削減できますが、部屋が汚い状態が多くなってしまうため、ゲストの満足度がかなり下がっていきました。

ゲストの満足度が下がると、悪いレビューを投稿されてしまい、予約サイトの検索順位が下がり、予約が入りにくくなって売上が下がるという悪循環となってしまいます。

収益を上げることも大切なんですが、ゲストに満足してもらうという本質を忘れてはいけません。

オープン当初はむしろ清掃頻度を通常より上げてでも高い清潔度を保ち、ゲストの満足度をあげて良いレビューを溜めることが大切だと思っています。

また清掃の報酬について人それぞれ色んな設定をしていますが、極端に安い報酬で雇うこともオススメできません。 最初はその単価でやってくれたとしても、部屋が荒れてることもあったりと割に合わないと感じてきて、徐々にモチベーションが下がり、清掃の品質も低下していくでしょう。

清掃を外注でうまく回している運営者の方は、清掃スタッフを大切にしていて、成果に応じてたまにボーナスを出したりと、うまく管理されている印象です。

あとは清掃のマニュアルをきちんと準備していますね。

適当に指示するのではなくて、チェック項目を作って漏れなくやってもらってもらう。

手離れよく運営するために外注はどんどんすべきだと思いますが、初めてレンタルスペースを運営する方は、最初から外注ではなくできるだけ自身で清掃をしたほうが良いと思います。

そうすることで、1部屋清掃するのにどれくらい時間がかかるか、どういうところの汚れが目立ちやすいか、必要な機器のチェックなど、人に任せられる項目を適切に把握できるようになります。

僕たちが清掃スタッフに支払う報酬は多分他のホストよりかなり高いと思います。

ただ長い目で見るとスペースの清潔度を保ち、スペースがどんどん流行る好循環を生み出していると思っています。

「レンタルスペース使ってみたけど汚くてもう使いたくない。」

こんな残念な体験をゲストにさせるのではなく、

「レンタルスペース使ってみたけど綺麗で快適に過ごせたしまた使いたいな。」

と思ってもらえるようにしたいですね。 たかが掃除と思わずに、業界の発展のためにも参考にしていただけたら嬉しいです!

本日も元気よく頑張りましょう✨

小山 諒輔

筆者

小山 諒輔

大阪府出身。建築学部を卒業後、ハウスメーカーで10年間営業職を経験し、独立。2019年にみかりんとともにレンタルスペース事業を開始し、自社スペースのインテリアコーディネートをはじめ、レンタルスペースや民泊事業者向けのインテリアコンサルティングを展開。これまで全国で180件を超える物件のデザインを担当。また、カメラマンとしても活動し、60件以上の民泊の撮影実績を持つ。

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