ユウカツ

「簡単に見つかる物件」の落とし穴🕳️——既存レンスペ物件を狙うメリットと代償

レンタルスペース

こんにちは!りょうです。

昨日くらいから急に鼻がムズムズしてきまして、、
今年はちょっと早過ぎやしませんか?🥺

さて、本日は「超簡単なレンスペ物件の探し方」というテーマで書いていきたいと思います。

レンスペに挑戦しようと物件探しを始めるも、「物件が全然見つからない!」と嘆いておられる方も少なくないかと思います。

そんなとき誰でも簡単にレンスペ許可物件を見つけられる方法があります。

結論から言うと、その方法は「すでにレンスペが入っているビルやマンションを狙う」です。

知ってる人はもう当然知っていることではありますが、これが一番簡単な方法かなと思います。

ただしこれにはデメリットもいくつかあるので、その理由は後ほど触れたいと思います。

具体的なやり方はスペースマーケットやインスタベースで、開業したいエリアのレンタルスペースを検索。

流行っているスペースの所在地を確認し、そのスペースの住所や建物名を検索エンジンで調べます。

そうするとアットホームやホームズなどの不動産ポータルサイトで、該当物件の募集ページが見つかります。

もし空室があれば、現在の空き状況とレンスペ許可が取れるかを確認して、OKがもらえたら申し込みをする。

めちゃくちゃ簡単ですよね。

こうして僕も実際に物件を見つけて開業した経験があります。 次に注意点ですが、1棟オーナー(一棟丸ごと所有)のマンションやビルでは、基本的には1軒レンスペが入っていれば同じように許可がもらえるケースが多いですが、区分マンション(分譲)の場合は、部屋ごとに家主が異なるため、201号室でレンスペやっているのに202号室では許可がおりなかった、というようなこともよくあります。

また家主の許可はおりたけど、建物の管理規約でレンスペや民泊のような「不特定多数の出入り」が禁止されていることも多々あります。

家主によってはそこまで確認せずに早く空室を埋めたいがために許可するということもあるため、管理規約の禁止事項に該当するということで即刻退去を命じられることも。

すでにレンスペが入っているからと安心せずに管理規約まで確認することが重要です。

さて、今回お伝えしたいのはデメリットについて。

まず第一に競合スペースが増えていくということ。

同じようにその建物目掛けて出店してくるホストが必ず出てきます。

大規模マンションですと、空室が頻繁に発生するので、募集が始まるとレンスペ狙いの入居者ですぐに埋まっていきます。

とあるマンションではレンスペが20件近く入っているところもあり、各部屋で多少コンセプトを変えたとしても、ゲストを奪い合うことになり1スペースあたりの予約数はどうしても減ってしまいます。

さらに予約が入らないホストは金額を下げていくので、全体的に相場が崩れて儲かりにくくなる。

また一番厄介なのは、入ってきたホストの管理方法がずさんで、騒音やゴミ放置が問題となり、管理規約を変更されたり、最悪の場合退去を命じられることもあります。

僕たちもこれは経験があって、あとからレンスペで入ってきた部屋のゲストが酔っ払って廊下で騒いだり、関係ない部屋のドアをノックしたりと、住民からクレームや問題が多発し、最終的に全てのレンスペの退去を命じられました。

利用料金も安く設定されていたので、それに伴ってゲストの質も下がっていたのです。

私たちも少なからず迷惑を掛けていた部分もあるかと思いますが、3軒一気に撤退になってしまったことはかなり痛かった経験です。

この経験から同じ建物を狙うなら以下の2点に絞って探すのがおすすめ。

・テナント物件を狙う
・他に負けないインテリアやサービスをつける

部屋数が多くないテナントビルなどであれば、マンション系より物件が見つかりにくいですが、もし見つかればあとからどんどん入ってくることは物理的に難しいです。

マンション系であれば、インテリアのクオリティを他を圧倒するくらい魅力的なものにしたり、清掃頻度を上げて清潔度の評価を高めたり、大画面のプロジェクターや音響にこだわってみたり、ゴミ捨てができないマンションであれば、ゴミ捨てサービスをつけたりなど。

ほんの一例ですが、他がなかなか真似できないことをして、もっとも選ばれるスペースになれば、たくさん競合スペースがあったとしても優先的に予約が入るので勝ち続けることができます。

デメリットも覚悟した上で、内装やサービス面など自信がある人であれば、突っ込んでいくのもアリです。

その際は管理の手間を怠らず、住人や他のホストに迷惑をかけないよう心掛けて欲しいと思います。

本日は以上です😌

小山 諒輔

筆者

小山 諒輔

大阪府出身。建築学部を卒業後、ハウスメーカーで10年間営業職を経験し、独立。2019年にみかりんとともにレンタルスペース事業を開始し、自社スペースのインテリアコーディネートをはじめ、レンタルスペースや民泊事業者向けのインテリアコンサルティングを展開。これまで全国で180件を超える物件のデザインを担当。また、カメラマンとしても活動し、60件以上の民泊の撮影実績を持つ。

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