ユウカツ

28店舗目にして初の赤字…💔 「立地」の重要性を学んだ私の失敗談

レンタルスペース

おはようございます!
みかりんです🎀

いよいよ関東も梅雨入りしそうですね。
雨の日は直前予約が増えるので☔レンスペ民にとっては恵みの雨かもしれません♡

さて、先日メンバーのありさんが立地の重要性についてお話してくれました。

とてもセンスの良い素敵なお部屋なのですが🛋️✨

このスペースがオープンした時は、「え、このエリアでこんなに予約が入るんだ!!」と驚いたほど、稼働している印象です。

しかし、オープン以来「赤字」が続いているそうです。
(牽制でなければですが。笑)

そこで今回は、私の立地による大失敗をお伝えさせてください。

私は以前も、飲食店経営で「立地」を甘く見て大失敗しました。

開業したい気持ちが先走ってしまった教訓から、レンタルスペースは立地に一切の妥協をせず、立地調査と物件探しを繰り返してスタートしました。

1日の乗降客数が多いターミナル駅を中心に、レンタルスペースのボリュームゾーンである若年層が多く集う街に限定。

1店舗目からトントン拍子に売り上げを伸ばし、出店すればするほど利益が膨らむ、そんな追い風に乗ってRyoと日々物件探し、新店舗の設営を繰り返していました。

気づけば2年弱で27店舗を立ち上げ、全ての店舗で黒字。
その頃は、「成功の方程式」を手中に収めていました。

(今では、定期的に彷徨います。笑)

そんなある日、不動産の仲介業者から勧められた、とある物件。

これまでの築古物件とは異なり、外観も内装も綺麗なデザイナーズマンション。
駅から徒歩1分。
少し歩けば別路線もあり、決してアクセスは悪くない。

ただ、これまでの方程式からは明らかに外れる。
それは絶対条件であるはずの「立地」

具体的には、これまでのような「繁華街」でなく、「繁華街に近い住宅街」で、若者が好んで集う街ではなかったのです。

これまでであれば間違いなく契約はしないのですが、今まで許可が取れた築古の訳アリ物件とは別物で、デザイナーズのとてもオシャレなお部屋でした。

通常ならまずレンタルスペースとしての許可が下りないようなクオリティの高い物件にテンションが上がってしまいました❣️❣️

当時の私には小さな夢があって、それまでは、「いかに初期投資を抑えるか」を考えていたのですが、いつかは女性に人気のFrancfrancの家具小物を使った「高級感のある大人可愛いスペース」を作ってみたかったのです。

その部屋のイメージと紹介された物件とがパズルのピースのように合致してしまいました…。

これまでと比較すると坪単価も高かったものの、立地調査をすると、20代の人口比率は大阪でもトップクラスで、単身者が多い街。
そのデータから、一般的にパーティスペースをよく利用する「若者は多く住んでいる」ということになりますし、当時の大阪にはない高級感のあるスペースで差別化すれば、少々立地を外してもこのスペースを目掛けて来てもらえるのではないか? 最悪でも赤字にはならいのではないかと?考えて出店を決意したのです。

これまでになく多くの予算を投じ、Ryoは私のイメージ通りに完璧なコーディネートをしてくれました。(Ryoは天才だと思う。笑)

オープンから1ヵ月。

これまでの予約状況とは明らかに異なり、予約の入りが鈍い。

利用者のレビューは高評価が続いたけど、それでも予約は続かない。。。

28店舗目にして、初めての赤字スペースが誕生しました。。。

苦い思いをしたのに、また繰り返してしまった「立地」による失敗。

すぐに見極めて、繁華街に移転したところ、初月から黒字化に成功し、何とか初期投資を取り戻すことができました。
(現在は事業譲渡済)

見惚れるほど満足のいくスペースができたけど、

経営は、「自己満足」では成り立たないこと、そして「立地」の重要性を再認識させられました。。。

とは言え、レンタルスペースは、不動産投資や他の店舗ビジネスと違い、失敗しても簡単に「移転」ができることも大きな魅力の一つだと思います。

新しいお部屋の契約費用はかかりますが、現在のお部屋は、違約金として賃料の1~2ヵ月分を支払い(契約条件によります)

家具を移転先へ運ぶだけ。(くらしのマーケットなどを使えば格安!笑)

レンタルスペースを立ち上げることは簡単です。
でも「撤退」の判断こそ難しい。

「思い入れもあるし、赤字と言ってもほんのわずか。黒字の月もあるし、まだ伸びるかも…」

と判断できない人が大半です。

でも長期的視点が重要だと思います。
傷が浅ければ何度でもチャンスは掴めます!

ありさんも含め、立地で悩まれている方は移転も視野に入れてみてください!

そんな私も、またやらかしたかもしれない…🫨笑
詳しくはまた改めて記事にします😭

みかりん(新嶋美架子)

筆者

みかりん(新嶋美架子)

福岡県出身、ワンオペ育児の2児のママ。フリーアナウンサーとして活動後、大阪へ移住し専業主婦に。ひょんなことから飲食店を開業するも、1年足らずで赤字廃業し、500万円の借金を抱える。そんななかレンタルスペース運営に出会い、100万円を工面してパーティースペースをオープン。その後も融資を受けずに、2年半で40店舗、4年間でトータル75店舗に拡大。レンタルスペースの大手予約サービス「スペースマーケット」では、多くのゲストから高評価を得て、史上初の「殿堂入りホスト」として表彰を受ける。現在は、そのノウハウを発信すべく、オンラインサロン、YouTube配信、セミナー、コンサルティング等を行う。著書:スマホで簡単!パーティスペース副業術

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