Googleマップ経由の集客を最大化！レンタルスペースのMEO対策ステップ

「レンタルスペースを始めたけれど、なかなか予約が増えない…」
そんなお悩みをお持ちの方にこそ知ってほしいのが、MEO対策（Map Engine Optimization）です。

Googleマップ上での検索結果に上位表示されるように整備することで、自然検索からの集客を最大化することができます。
今回は、不動産活用初心者の方でも実践しやすい、レンタルスペース向けのMEO対策の具体的なステップを解説します。

1. MEO（マップエンジン最適化）とは？

MEO対策とは？

MEOとは、「Googleマップ検索での自店舗（スペース）を上位表示させるための施策」です。たとえば「新宿 レンタルスペース」や「名古屋 会議室」などで検索されたときに、マップ上で上位3件（ローカルパック）に表示されるかどうかで、集客に大きな差が出ます。

なぜ重要なの？

・Googleマップ経由の予約者は「今すぐ使いたい」ニーズが強い
・競合との差別化が視覚的にできる（写真・口コミなど）
・無料で始められる集客方法

ある調査では、検索ユーザーの約70％がローカルパックから店舗を選んでいるという結果もあります。

2. MEO対策でまずやるべき5ステップ

ステップ1：Googleビジネスプロフィールを登録・整備

まずはGoogleビジネスプロフィールの登録がスタート地点です。

▶ 登録の流れ：

1. Googleビジネスプロフィール公式ページにアクセス
2. スペース名・住所・電話番号・カテゴリなどを入力
3. はがきによる住所確認（数日～1週間）

▶ 登録時の注意点：

・スペース名に「◯◯レンタルスペース｜駅近・Wi-Fi完備」など特徴を盛り込む
・NAP情報（Name, Address, Phone Number）は正確に！
・ウェブサイトや予約リンクも忘れず記載

例：「Mスペース渋谷｜女子会・会議に最適なレンタルルーム」

ステップ2：カテゴリとサービス内容を最適化

MEOでは「どんな用途で使えるか」を明確に伝えるカテゴリ選びが重要です。

▶ 設定例：

・メインカテゴリ：「レンタルスペース」「イベント会場」「会議室」
・サブカテゴリ：「撮影スタジオ」「パーティールーム」「コワーキングスペース」

「カフェ」や「教室」など、少し用途が被るワードも補助カテゴリで入れておくと検索に引っかかりやすくなります。

ステップ3：内装や設備の写真を充実させる

ユーザーは写真で「この空間にいる自分」をイメージします。魅力的な写真があるだけでクリック率・予約率がアップします。

▶ 掲載するべき写真：

・スペース全体の内観（清潔感がわかるもの）
・各設備（Wi-Fi、プロジェクター、キッチンなど）
・実際の利用シーン（会議中・女子会・撮影風景など）
・外観や入り口（初めて訪れる人向け）

できれば「昼間」「自然光が入る時間」にスマホで広角撮影 or カメラマンに依頼が理想。

ステップ4：口コミ（レビュー）を集める＆返信する

口コミは、検索結果に出る順位にも影響する重要要素。さらに、実際の利用者の声があることで、はじめて利用する人に安心感を与えます。

▶ 集め方のコツ：

・利用者に送る「お礼メール」やLINEにレビュー依頼文を入れる
・例：「ご利用ありがとうございました！もしよろしければ、Googleレビューを投稿いただけると励みになります。」

▶ 返信のポイント：

・簡単でも丁寧に。「またお会いできるのを楽しみにしております！」など
・ネガティブな口コミにも冷静に、改善姿勢を見せる

返信もGoogleの評価に加点されるため、なるべく全件返信しましょう。

ステップ5：投稿機能で最新情報をアピール

Googleビジネスプロフィールには、「投稿機能（写真＋テキストで投稿できる）」があります。SNSのような役割で、継続的な更新があるとGoogleにアクティブな事業者として評価されます。

▶ 投稿内容の例：

・「新しいボードゲームを追加しました🎲」
・「今週末は5％オフキャンペーン実施中！」
・「防音対策を強化しました（写真付き）」

 目安：月1～2回の投稿でOK。写真＋短文だけでも十分です。

3. 実例で見るMEO対策の効果

▶ 例：ある都内レンタルスペースのビフォーアフター

項目	対策前	対策後（3か月）
Googleマップの表示順位	5ページ目以降	ローカルパック2位内
Google経由のアクセス数	月15件ほど	月70件以上に増加
レビュー数	3件（平均★4.0）	18件（平均★4.7）

写真の更新と口コミ返信を丁寧に続けた結果、予約数が2.5倍に増加した事例もあります。

4. よくあるミスと注意点

・住所や店舗名に誤表記がある
　→ 表示順位に悪影響。マップ表示がバグることも
・放置された口コミ欄
　→ 返信がないと「冷たい印象」に見えてしまう
・写真が少ない・古い・暗い
　→「実際どういう場所？」と不安に感じられてしまう

まとめ｜MEOは“無料でできる集客装置”

MEO対策は、広告費をかけずに始められる「最も費用対効果が高い集客施策」です。Googleマップは多くのユーザーが利用するプラットフォームだからこそ、整備しておくことは必須です。

まずは、以下から始めてみましょう！

・Googleビジネスプロフィールを登録する
・写真を10枚以上アップする
・利用者に口コミをお願いする
・投稿機能で運営状況を発信する

これだけでも、マップ上の見え方・予約率が変わります。
“見つけてもらえるレンタルスペース”を、MEOで育てていきましょう！

【参考リンク】

・Googleビジネスプロフィール公式ページ
・ローカルSEO（MEO）の基礎知識と活用法 – Google公式